2014年05月30日

うつ病を治すための本。鬱病を解説している本。鬱病の方にお勧めの本。『はじめての認知療法』

はじめての認知療法 (講談社現代新書) 大野 裕

うつ病を治すための本。鬱病を解説している本。鬱病の方にお勧めの本。『はじめての認知療法』

うつ病を治すための本。鬱病を解説している本。うつ病の方にお勧めの本。鬱病患者の家族のための本。

うつ・不安が軽くなる、こころが晴れるメソッドとは?

第一人者による認知療法入門書が登場!

「うつ状態になると、私たちは、何事も悲観的に考えるようになり、本来の自分の力を発揮できなくなります。

意識しないうちに、悲観的な自分の世界に入り込んでしまっています。

認知療法では、そうした悲観的な自分の世界から少し顔を上げて、現実に目を向けながら新しい考え方ができるように手助けしていきます」──本書より



自分の「こころのクセ」を知る。

気分と行動の悪循環から抜け出す。

呼吸法、睡眠法で身体をリラックスさせる。

―認知療法への待望の入門書。


認知療法を始めて1年半になります。

この間、いろい露な本を読み認知療法についてはだれよりもわかっているつもりでしたが、この本に出会って、改めてわかりました。

一応、入門編なんですけど、その域を超えて、鬱の人も、鬱でない人も読んでためになる本です。

ホントにお勧めです。

私は、アーロン・T・ベック先生、デビット・D・バーンズ先生の本を何回も読んで実践してきましたが、この800円くらいの大野裕先生の本が一番役に立ちました。




日本における「認知療法」の第一人者である大野先生の本です。

うつ病などの精神疾患に対して「認知療法(Cognitive Therapy)」がどのように適用されるのかを分かりやすく解説している、「認知療法」の入門書です。

200頁ほどで簡潔に、具体例を交えて分かりやすく書かれているので、私は、2日間で一気に読み終えてしまいました。

昔、本で読んで共感した「論理療法」に近いものだったので、個人的には素直に受け入れられました。

例えば、

同じ「事実」でも、人によって、そしてそのときの気持ちの状態によって違った形で解釈されることがあり、それに応じて、落ち込んだり不安になったり腹が立ったりという、違った気持ちになっていることがわかります。

自分が見ている「事実」が客観的な「真実」と違うからです。(この考え方は、認知療法においては重要なポイントだと思います…)

とか

問題を絞り込んだ後は、その問題に対してできるだけ多くの解決策を考えてください。

これを「数の法則」と呼びますが、多く考えれば考えるほど、解決につながる方法が含まれる可能性が高くなります。

そのときに、ばかばかしいと思うものも却下せず、とにかく多くの解決法を考えていくことが大事です。

とか



一度自分の頭を問題から解放して自由にすると、しばらくたって思いがけない解決策が頭に浮かぶことがあります。

私たちの頭には、そうした潜在能力があるのです。

といった考え方には、とても共感しました。

最新のビジネス書(洋書)においても、このような考え方が多く取り上げられていますので、精神疾患の治療法としてだけではなく、日常生活においても大いに活用できる考え方なのだと思います。そういった意味で、多くの人に読んでいただきたい本だと思いました。








posted by ホーライ at 00:55| 北京 ☀| うつ病を治すための本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする