2014年06月13日

自信をもてないあなたへ―自分でできる認知行動療法

うつ病を治すための本。鬱病を解説している本。うつ病の方にお勧めの本。鬱病患者の家族のための本。

●自信をもてないあなたへ―自分でできる認知行動療法


うつ、不安、無気力、パニック障害、対人恐怖症…。そんなあなたの「いやな気分」が少しずつほぐれていきます。

あなたをあなた自身のセラピストにし、心の力を育てる認知行動療法を紹介します。


認知行動療法は、あなた自身のセラピストにし、洞察力を高め、改善のための計画を立て、実践し、その結果を自分で審査するように指導してくれるのです。

ここで獲得し実践した新しいスキルは、生涯あなたの役に立ってくれることでしょう。

―「第一章◆『自信がない』=『自己評価が低い』」より

この本は前向きな思考の力を説く本でもないし、非現実的なほど自分に対して肯定的になりなさいと言ってるのでもありません。

あなたの弱点や欠点を、人間一般に対する好意的な見方のなかに組み込んで、「完璧」よりは「及第点」を目指すよう後押しする見方、バランスのとれたゆがみのない見方を獲得するための本なのです。

朝日新聞2010/1/15朝刊「自分で学べる認知行動療法の本」にセレクトされて話題沸騰!


うつ病と診断されて4年目、先月からまた調子が悪くなり会社を休職中しました。

その間にこの本を読みました。

自分の何が問題なのか?

そもそも何をしたいのか?

何ができるのか?



これらを知りたくて家に引きこもりながら、50冊ぐらいむさぼり読みました。

その中で『一番ためになった』のがこの本です。



他の方が書かれているようにこの本は根気がいります。

ただ読み解くだけでなく、ワークをこなす。

それも自分自身の内面を深く、深く見つめる必要があります。
(私は一週間程度かかりました)

でもそのおかげで私がずっと抱えていた悩みの正体がわかりました。

私は3年間カウンセリングに通っていますが、それでもわからなかった事です。
(かと言ってカウンセリングが無意味というわけではありません。あしからず)



私の奥深くにあったのは「私は必要な人間ではない」という思い込みです。

そのお陰で、いろいろな事で不利益・不都合をこうむってきました。

実際思い込みが消えるまでにはまだまだ時間がかかると思います。

でも、長年私を苦しめ続けてきたものの正体がわかり、そしてそれと向き合う方法を手に入れて実にすがすがしい気持ちです。


本当に自分を見つめなおしたい方。

自信を持てない方。

自己評価がいつも低くて苦しんでいる方。


必見です!!








posted by ホーライ at 01:23| 北京 | 認知療法の本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする