以下は不眠症の症状の原因となり、また併存することもある。
向精神薬のうち、覚醒剤のような覚醒作用のあるものは、特定の医薬品、ハーブ、カフェイン、ニコチン、コカイン、アンフェタミン、メチルフェニデート、アリピプラゾール(エビリファイ)、MDMA、モダフィニル、また過度のアルコール。
離脱は、ベンゾジアゼピンのような抗不安薬/睡眠薬やオピオイド系鎮痛剤からの離脱の影響で起こる。
薬局あるいは処方の睡眠補助薬の乱用(鎮静剤や抑制剤)は反跳性不眠を生じる。
フルオロキノロン系抗生物質の使用は、深刻で慢性的な不眠症に関連している。
むずむず脚症候群は、不快な感じとその感じを軽減させるために脚や身体を動かす必要から、入眠を妨げる原因となる。
周期性四肢運動障害(英語版)(PLMD)は、睡眠中に起こりいつの間にか覚醒する。
痛み[24]の原因となるけがや病気は、それぞれ入眠時に快適な姿勢を見つけることや、覚醒の原因となり睡眠を妨げる。
ホルモンは、月経の前や更年期では変化する 。
人生の大きな出来事は、恐怖、ストレス、不安、感情や精神の緊張、仕事の問題、金銭的なストレス、子供の誕生、死別といったもの。
胃腸の問題として、胸焼けや便秘などがある。
精神障害では、双極性障害、うつ病、全般性不安障害、心的外傷後ストレス障害、統合失調症、強迫性障害、また認知症やADHD。
概日リズムの乱れは、このようなシフト勤務や時差ぼけは、ある時間帯に眠れないとか、他の時間帯に過剰に眠いといったことの原因になる。
慢性の概日リズム障害は、同様の特徴がある。
特定の神経疾患、脳損傷(英語版)、外傷性脳損傷の病歴。
内科的疾患としては、甲状腺機能亢進症や関節リウマチなど。
睡眠衛生(英語版)が悪く、たとえば騒音による健康への影響(英語版)や過剰なカフェインの消費がある。
身体活動による、運動誘発性不眠症は入眠潜時が長くなる形でアスリートにおいてよくある。