2014年07月28日

双極性障害とは?

●双極性障害とは?

双極性障害(そうきょくせいしょうがい、英: bipolar disorder)は、躁(そう)状態(躁病エピソード)およびうつ状態(大うつ病エピソード)という病相(エピソード)を繰り返す精神疾患である。

ICD-10では、うつ病とともに「気分障害」のカテゴリに含まれている。

古い呼び名では躁うつ病、あるいは他の名称として双極性感情障害とも言う。


疫学調査による生涯有病率は、日本では約0.2%とかなり低いが、海外では1.0 - 1.5%の値が報告されている。

この大差は、人種差や環境因などによる可能性の他、研究方法の問題点(回収率など)の関与も考えられ、未だ結論は得られていない。

一卵性双生児における一致率は50 - 80%と、二卵性双生児 (5 - 30%) よりも高いことから、遺伝要因の関与が高いことが指摘されている。

双極性障害の躁状態、うつ状態はほとんどの場合回復するが、再発することが多く、薬物投与による予防が必要となることが一般的である。





●双極性障害の歴史

躁状態とうつ状態が同一の患者に現れるという双極性障害の概念は、1850年代のフランスやドイツなどのヨーロッパで確立され、当時は循環精神病、気分循環症、重複精神病などと呼ばれた。

1899年、エミール・クレペリンは、躁とうつという両極の症状が現れることよりもその周期性を重視し、単極性うつ病(うつ病)を双極性うつ病に含め、これらを躁うつ病 (manic-depressive illness) と命名した。



しかしその後1960年代になると、AngstやCarlo Perrisらの臨床研究によって、うつ病と躁うつ病は異なる疾患であると考えられるようになり、さらに1970年代に、アメリカのDunnerらが双極性障害の中でもそれぞれ異なる経過をたどる患者がいるとして、双極 I 型障害、双極 II 型障害などを定義づけ、遺伝研究などから II 型は I 型のたんなる軽症型ではなく異なるカテゴリーに属すると考えた。

一方、クレペリンの躁うつ一元論の影響を受けたアキスカルは、神経症性うつ病の20%の患者が双極性障害の経過をたどっていることを見出し、うつ病と思われている症例の中に、躁状態が軽微であるために見過ごされているケースがあることを指摘。双極性障害の概念を拡張し、1983年により広義の双極スペクトラムを提唱するに至った。

2005年5月、文部科学省科学技術政策研究所の第8回デルファイ調査報告書によると2020年迄に双極性障害の原因が分子レベルで解明されると予測している。


ラベル:双極性障害
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