2014年05月21日

うつ病を治すための本。うつ病を解説している本。うつ病の方にお勧めの本。(2)『軽症うつ病』笠原嘉著

うつ病を治すための本。うつ病を解説している本。うつ病の方にお勧めの本。うつ病患者の家族のための本。


生真面目で心やさしい人々をおそうゆううつ、不安。

おっくう感。軽症化しつつふえている理由なき現代的うつ状態への対処法と立ち直りの道筋を明快に説く。

第3の「ゆううつ」――脳に原因があっておこる「ゆううつ」と、心理的な悩みにひきつづきおこる「ゆううつ」……実はもうひとつ、第3の「ゆううつ」があって、話をいささか複雑にするのです。

私たちはこの第3を「内因性のゆううつ」と呼んでいます。

内因性とは文字どおり「内側からひとりでに」「目覚まし時計が一定の時刻になると鳴るように」おこるという意味です。

脳に大きな障害はない。

原因となりそうな身体病もない。

たとえば、うつ気分をひきおこすことの知られている内分泌疾患もない。

逆にまた、そういうことがあれば誰だってゆううつになるであろうような、はっきりした心因的環境的な出来事も先行していない。

ひとりでにおこってくるというしかない。

そういう場合です。――


この本は、うつ病の患者さん本人向けのものだと思います。

本のタイトルにある通り、主に「軽症」の方を想定しています。

さらに、患者さんの年齢層としては、うつ病の好発期である中高年の方々を対象としているようです。

しかし、これらにあてはまらない方にとっては役に立たないということではありません。


私は、今現在うつ病で苦しんでいらっしゃる方で、何とか平易な文章ならば読むことができそうだ、という方全員におすすめします。

この本をどこかご自分のすぐ手の届くところに置いておいておくことで、現実にかかっていらっしゃる先生にすぐお会いになれないときでも、すぐに専門家のアドバイスを得ることのできるような、安心感を得ることができると思います。

患者さん本位の、優しい口調で書かれています。

よくうつ病の概説書にありがちな、患者さんを説教するような部分はまったくといってもいいほど、見当たりません。

患者さんにとっては、安心して読める本だと思います。

病気を見つめてみるという意味でも、ぜひ一度手にお取りになってみてはいかがでしょうか。

なお、他の方々も指摘されているように、この本はうつ病について客観的な知識を求めている方には、内容的にやや物足りない感じがするかもしれません。

そのような方には、野村総一郎先生の『うつ病をなおす』の方をおすすめします。

こちらの方がより広範囲のうつ病を対象としており、かつ詳細な記述がなされています。







posted by ホーライ at 06:04| 北京 | ライフワークを考える | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月29日

ライフワークで活き活きと生きる (4)

●ライフワークの7つの側面

3)ライフワーク=見ているまわりまで楽しませ、幸せな気分になること

ライフワークの特徴の1つとして、その人がそれをやっているのを見るだけで楽しいことがあります。

何かやっていると「楽しそうね」「幸せそうに見えるよ」と言われたことがありますか?

僕はあります。



4)ライフワーク=無人島に流れついてもやりたいこと

人に全く評価されなくても、自分が楽しければいいということです。



5)ライフワーク=お金を払ってでもやりたいこと

「大好きなことは、お金を払ってでもやりたい」

たとえば、自分の好きな料理を出すのがライフワークだというレストランのオーナーは、お客さんにお金を払ってでも、素材のおいしさや楽しさを伝えたいと言います。

自分の大好きなことに対する情熱は、いつのまにか伝染します。



6)ライフワーク=いつもまわりの人に褒められたり「もっとやったら」と奨められる

ライフワークは、何も仕事に限定する必要はありません。
たとえば、パンを焼いたり、ケーキを作ったり、俳句を詠んだり。

自分は人からどんなことを誉められているのかと考えてみると、おもしろいヒントが見つかります。



7)ライフワーク=少しでも時間があればやってしまうこと

細切れの時間でもやりたいほど、あなたは大好きなことがあるでしょうか?
いても立ってもいられないほど、楽しいことがある人は幸せです。
それをやっているだけで満たされているのですから。



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posted by ホーライ at 17:56| 北京 | ライフワークを考える | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月16日

ライフワークで活き活きと生きる (3)

「ライフワークとは、その人の心のあり方」であると思います。

その人が大好きなことをやって、幸せでいる状態、それがライフワークです。
そこには、他人の評価はありません。

それがうまくてきるかどうか、ということも全く問題ないのです。
社会の承認やそれでお金が儲かるかどうかも関係ありません。

「自分のハートに感じたままを周りと自由に分かち合う」ことがライフワークです。
だから、ライフワークをあたかも仕事のように探し回っても、見つかるわけは無いのです。


●ライフワークの7つの側面

1)ライフワーク=生まれ変わってもやりたいこと

「やるのが楽しすぎて、一回の人生ではやりきれない」ということ。
「自分のいまやっている仕事に限界が見えないと感じています」ということ。
生まれ変わってもやりたいほど、愛している仕事がライフワークです。


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▼あなたには、生まれ変わってもやりたいということはありますか?

▼今はなくても、それぐらい好きなことを見つけたいですか?

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2)ライフワーク=それをやっているだけで楽しいこと

「幸せの源泉」です。
歌うのが好きな人はそれがライフワークです。
それを仕事にしなくても、全然かまわないと思います。

やっているだけで楽しいことをやると、エネルギーが高まります。
歌手にはならないかもしれませんが、歌を楽しく歌っているうちに、いろんなアイデアが湧き出るようになったりするのです。


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▼それをやっているだけで楽しいことはありますか?

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posted by ホーライ at 19:27| 北京 | ライフワークを考える | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月18日

ライフワークで活き活きと生きる (1)

何故、自分は生まれてきたのか?
きっと、生まれなければならない理由があったのでしょう。

例えば、手塚治虫。
「火の鳥」や「ブラックジャック」など等で、私たちに「生きる意味」を
教えてくれました。
手塚治虫のライフワークは「漫画で人生を語る」だったのでしょう。
だから、手塚治虫は生まれてきたのでしょう。


私の場合は? あなたの場合は?

自分の人生が宝探しのように、埋もれた才能を探し出し、それに磨きを
かけていくことだとしたら、それを見つけるドラマも楽しみたいもので
す。

紆余曲折を経て、人生は導かれていくようにできているに違いないでしょう。
(回り道をしていると、より素敵な風景に出会える。)

「自分の人生を生きたいという静かな情熱」がありますか?

ライフワークや理想の自分を考えるとき、いかに自分が理想と遠いかに
愕然とするかもしれません。

いずれにしても、現在地からスタートしなければいけません。
ライフワークへの旅は、「自分自身を知り、受け入れる」ことが前提に
なります。

さて、「デーモン山田部長」と一緒に旅たちの準備をしましょう。
(ちなみに、デーモン部長のライフワークは「究極の漢方コーヒー」を
創ることだ。



■あなたの魂への質問状

*現在、あなたはどんな人生を送っていますか?

*あなたの人生は楽しいですか?それとも苦しいですか?


posted by ホーライ at 04:58| 北京 🌁| ライフワークを考える | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする